楠本柊生 (くすもと しゅうせい)
演出家・劇作家・脚本家・俳優
キャラクターを前面に出した演出と無数の伏線がパズルのようにピタリとつながる緻密な構成に定評がある。
異なるジャンルとのコラボレーションを得意とし、出演者の多くを俳優以外(ミュージシャン、声優、落語家、プロレスラーなど)から起用することが多い。
1991年に「(劇団)第14帝國」を創設。演出・脚本・主演を務める。
「第14帝國」では、構成員を軍服を着用した男性(リッター)のみとし、劇場よりライブハウスを活動の拠点にするなど、演劇という枠だけにとらわれないエンターティメント集団としてさまざまな表現方法に挑戦した。
V系アーティストのイベントライブにも積極的に参加し、演劇誌だけでなく音楽誌にも多数の記事が掲載され、2003年には渋谷公会堂(現・C.C.Lemonホール)での単独公演をソールドアウト。
その活動と並行して、「一人芝居」の公演を続ける。主に小規模な会場を選び、既存の名作を独自の視点でアレンジした作品を観客の至近距離で演じるなど、演劇としての表現にこだわった活動も定評がある。
また、2000年から名古屋・CBCラジオで『週刊ゲンスイ』のメインパーソナリティを約7年間務めた。番組はオンデマンド放送化、インターネット放送を経て計390回放送。
同番組内の「世界のニュース」コーナーでは誰も知らないようなニュースの知識を毎回披露し、その薀蓄と豆知識の豊富さから雑学系エンターテイメント番組として確立されていった。
2002年にロックバンドPsycho le Cemuとの”Psycho le Cemu VS 第14帝國 「元帥・DAISHIの生きててよかった」”で行ったライブと演劇を融合させたステージをはじめとして、グルグル映畫館・天野鳶丸との「元帥・鳶丸の宇宙と恐竜」では音楽と演劇にさらに映像を融合させるステージを行った。
2005年にはPsycho le Cemu・YURAサマ、劇団☆新感線・吉田メタルと共に「YURAサマ・元帥・メタルのアラジンとスターオーシャンの秘宝」を公演。
「悪魔城DORAKYURA様」「風雲アラスタ三国志」「有頂天メタル」などのシリーズ作を発表。
劇中歌の歌詞と芝居のストーリーをリンクさせ、芸人、落語家、プロレスラーそれぞれの得意技も演出に盛りこみ、”ロック・ミュージカルの進化系”を表現する。
2006年には、NHK「天才てれびくんMAX」内ドラマ『新ユゲデール物語』にキャプテン9×9(クック)としてレギュラー出演。
2006年度公開録画『天才てれびくんMAXスペシャル in NHKホール〜チャイルドスターを救え!』にもワルサ・タクラームとして出演。
2007年度公開録画『天才てれびくんMAXスペシャル in NHKホール〜ボリボリ大サーカスの奇跡』ではアーク・マジックとして出演。
同ステージの脚本、演出も担当し、舞台上に設置された巨大モニターの中の人物と舞台上の実在の人物を巧みに組み合わせる。この手法は後の「マジカルスクリーン大作戦」でも用いられた。
2007年度ドラマ『大迷宮冒険記』にキャプテンフックとして出演。
2008年度ドラマ『日付変更船プッカリーノ』では原作、脚本を担当。
同年、ハロー!プロジェクト所属の女性アイドルが座長を努める「劇団ゲキハロ」において、第5回公演『Berryz工房 VS Berryz工房』の脚本、演出を手がけ、自らも元帥として出演した。
ちなみに怪談も得意。よしもとrise-1シアターにてトークショー『元帥の怪談』を行って以降、様々な怪談イベントに出場。
「週刊ゲンスイ」番組内のドッキリ企画で2009年度「R-1ぐらんぷり」に挑戦した経験あり。
「犬神サーカス団」「[SEX-ANDROID」「グルグル映畫館」など”白塗り系”アーティストが総出演するART POP ENTERTAINMENT主催のイベント「学校法人白塗り学園高等学校」に理事長として出演中。
さらに、「if〜もしも僕らが…だったら」のシリーズは、全編を映像を多用したショートコントやアフレコギャグで構成するなど、エンターテインメントに対する探求心は尽きない。好評によりシリーズ化され、その後、定期的に開催されている。
そして2010年、第14帝國の演目を復活させた「第14帝國物語〜元帥がやってくるYar!Yar!Yar!」を上演。
「復活、新生、増殖」(併せて「伝統、創造、破壊」)をテーマに掲げ、「カイザーリッター」「ライヒスリッター」「アーデルリッター」の3ユニットによる式典を行い、同一作品ながらユニットによって全く違った見せ方になるキャラクターを生かした演出手法を発揮した。
2011年、再び第14帝國の主宰に就任。
「週刊ゲンスイ」も日刊化し「日刊ゲンスイ」として配信中。
東京キネマ倶楽部にて、新出演者を多用した「元帥のいない日」「元帥のドンとやってみよう」「仁義なき元帥」の3ヶ月連続式典を行い、次代を担う新キャラクターの育成に力を注いでる。